滋賀プラスエナジーハウスA邸では気密施工が終わった段階と、
竣工段階の2回にわたり気密測定を行います。
画像はオーストリアのISOCELL社製調湿気密シート『AIRSTOP DIVA FORTE』の
施工を終えた段階で、気密測定の機械を設置した様子です。
高性能住宅にとって最も大切な要素のひとつである『気密』。
どれだけ断熱をしても、気密施工が充分でなければ台無しです。
これまで建築されたプラスエナジーハウスでも、度々出てきましたが、
気密のレベルを表すには『隙間相当面積』という数値が用いられます。
「相当隙間面積は、住宅の隙間を通過する風量(㎥/時間)を 住宅の床面積(㎡) で割った数値。住宅の内外圧力差が 9.8パスカルの時に住宅の隙間を通過する風量を住宅の床面積で除した数値により、住宅にどの程度隙間があるかを示すもので、住宅の気密性能が高いほど値は小さく(=省エネ性能が高く)なる。」
と経済産業省の資料にあります。
A邸の中間時は約0.5c㎡/㎡。
繊維系断熱材の施工としてはなかなかの数値です。
床・壁・天井の温度差がほとんどない、快適な温熱環境をつくりだすためには、
断熱とともに『気密』が重要です。